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9体目の巨像
薄れた意識の中で、ワンダは夢を見た。
少女が立ち上がり復活を遂げる夢・・・
しかし目覚めてみると何も変わらない。
ワンダは目覚めても少女は未だ目を開けない。

祭壇の上で横たわる少女を慕うかのように数羽の白ハトが集まっているのを、ワンダはジッと見ていた・・・。


「次の相手は・・・

 木々が育たぬ大地・・・

 洞窟に眠る静かなるモノ・・・

 荒ぶる目覚め」


古えの地の北西。
その場所は雲に覆われていて光届かぬ荒野だった。
遠くに大きな洞窟らしきものの穴を見つけたのでアグロと近寄ってみると、9体目の巨像が目覚めた。



亀型の巨像。
巨大なモノは洞窟から身を出し姿を明るみにする。
と、同時にこちらを向き白く光りだした。

突然の急襲にワンダは急ぎ逃げようとする。
しかし目の前でいきなり土煙が上がり、ワンダとアグロに衝撃が走った。



この巨像も光弾を撃つらしく、距離を離すと頻繁に撃ってくる。
ワンダは広き荒野を縦横無尽に駆けた。
しかし徐々に歩み寄ってくる巨像は確実にこちらを追い込んできていた。

前足を大きく振り上げ大地を揺らす巨像。
これに頻繁に脚をとられるアグロは度重なる転倒のおかげか満足に走る事が困難になってきた。
そして目の前に巨像迫る。





しかしその時巨像のいる場所の地面から水が地上高く吹き上げた。
横転するのを防ごうと必死にバランスを取ろうと左右に揺れている巨像の脚裏は、この薄暗い荒野では眩しい程に光り輝いていた。
アグロに指示を出し、巨像の下まで。
そして弓を構えたワンダは立て続けに2本の矢を放った。


狙うは勿論光っている脚裏だ。
2本の矢が命中した巨像は、それまで必死に保っていたバランスを崩し横転する。
好機と見たワンダはそのまま大きく弧を描きアグロを巨像へ。
そして腹に向かって飛び乗った。

腹から背、そして頭へ・・・。



時折、地上で巨像に踏みつけられまいと逃げ惑うアグロの姿が見える。
こちらを心配そうに見上げるアグロと目が合った様な気がした・・・。
どんな時でも心配するは互いに相棒の身一つ。

力を限りなく加え、一突きを必死に。
一人じゃない。
それがワンダに勇気を与えてくれる。





洞窟の奥より出でし巨像は2度と動く事はなくなった。
相棒の存在を今一度考え、ワンダはアグロの顔を撫でる。

アグロは首を振り応えた。


「次の相手は・・・

 孤立した砂丘・・・
 姿見せぬ軌跡・・・

 友と共に地を揺るがす」


○9体目の巨像



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