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8体目の巨像
「次の相手は・・・

 森深く桶の底に
 閉じ込められた尻尾・・・

 壁つたう影・・・」


少女にかすかながらも息吹を感じる。
それはアグロにも感じているようだった。
気のせいではない。
巨像を一体倒すごとに少女の遺骸に命が吹き込まれている。

幻だろうと現実だろうと今は走るしかない。
ワンダはアグロと共に古えの地を駆ける。




8体目の巨像は、コロシアムのような場所の最下層にいた。
何の為にここにいるのかは定かではないが、この巨像も倒さなくてはならない。ワンダにとってそれは何ら変わりは無かった。
上からしばらく様子を見ていると脚が光っている事に気づく。


しかし、いかにも堅い外殻を纏った巨像もこちらの存在に気づき、壁をよじ登ってくる。
ワンダは階下に下りて行き、穴の開いた壁から巨像の姿を確認した。




ワンダを見失っているようで、さっきまでいた場所を覗いている。
ワンダは弓を構え光っている脚に向けて射ってみると、脚の光は消え去り巨像は悲鳴を上げバランスを崩した。
もしやと思い、残りの脚にも矢を射ってみると巨像は張り付く力を失い地上まで落ちていった。


地上に落ちた巨像は仰向けになり、無防備な姿を上にいるワンダに晒す。
その時かすかに腹部に光の模様が見え、ワンダも後を追うように飛び降りた。




腹に飛び乗り弱点を突き刺す。
途中弱点が消えるが、次に現れた場所は真横だった。
ワンダの顔に笑みがこぼれる。当たり前だ。
今まで激しい抵抗に遭って来たというのに目の前にいる巨像はあまり抵抗しないどころか弱点をずっと空に見せている。



しかし巨像が身をよじらせ体を起こそうとするとワンダは地面に叩きつけられた。
動きも鈍くなってきているのでこのまま倒してしまうだろうと思っていたのに、今まで温存していたかのように凄まじい力を見せ付けてきた。

狭い場所にいてはマズイと、ワンダは隠れるように階段へ向かって走った。
すると後方からけたたましい叫びと共に光弾のようなものが飛んでくる。




間一髪かわすと、光弾は壁に当たり消えた。
しかし同時に粉のようなものが辺りに散布され、それを吸い込んだワンダは呼吸が出来なくなった。

気を失いそうになりながらも階段を駆け上がり、巨像の見えない場所で体勢を立て直した。
どうやら時間が経てば症状は治るらしい。
再び弓を握り、巨像を上へと誘導した・・・。









巨像は絶命した・・・。
そして舞い上がる黒き物体をワンダは見上げた。
もう黒いモノから逃げる意思は見せない。
これが何であって、どうすればいいのか・・・ワンダは薄々感じているのかもしれない。


「次の相手は・・・

 木々が育たぬ大地・・・

 洞窟に眠る静かなるモノ・・・

 荒ぶる目覚め」


祠に戻ってくる度に感じていた身体の違和感・・・
それがワンダの身体に徐々に、現実となって表れてきた。



○8体目の巨像



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